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ECのレビューが付かない|依頼のタイミングと例文

最終更新:2026.06.21 / EC参謀 編集部
ECのレビューが付かない|依頼のタイミングと例文

「商品はちゃんと売れているのに、レビューだけがいつまでも増えない」——星の数や件数が少ないままだと、新しいお客さまにも選ばれにくくなって、ますます焦りますよね。でも実は、レビューが付かない理由のほとんどは「頼んでいない」か「頼むタイミングがズレている」だけです。この記事では、なぜ付かないのかを切り分けたうえで、そのまま使える依頼の例文と、各モールの規約・法令で気をつけるべき線引きまで、一緒に確認していきましょう。

⏱ 忙しい人向け 3行まとめ

  • レビューは「待つ」ものではなくこちらから依頼するもの。満足度が高い瞬間に、自然な形でお願いするのが基本。
  • 依頼のタイミングは「商品が届いて使い始めた頃」がベスト。同梱カードとフォローメールの合わせ技が効く。
  • 特典でレビューを誘導する際は各モール規約と景品表示法(ステマ規制)に注意。やり方を間違えると逆効果になる。

そもそもレビューが付かない3つの理由

「売れているのにレビューが付かない」のには、たいてい理由があります。レビューは満足したお客さまが自発的に書いてくれる——というのは半分正しく、半分は思い込みです。実際には、満足しているお客さまほど「わざわざ書くほどでもない」と感じて、何もせず去っていくのが普通だからです。まずは、自分のショップがどのパターンに当てはまるかを見ていきましょう。

裏を返せば、「適切なタイミングで」「分かりやすい導線で」「ちゃんと依頼する」——この3点を整えるだけで、レビューの数は大きく変わります。次の章から、ひとつずつ具体的に見ていきましょう。

依頼の最適タイミングはいつ?

レビュー依頼で最も大切なのが、このタイミングです。早すぎても遅すぎても効果は落ちます。基本の考え方は、「お客さまが商品を受け取って、使い始めて、満足度がいちばん高まった瞬間」を狙うということ。商材によって最適な時期は変わるので、下の表を目安にしてください。

商材タイプ依頼のおすすめ時期(目安)理由
食品・消耗品到着後 2〜4日すぐ使う・食べるため、満足や感想が早く生まれる
アパレル・雑貨到着後 3〜7日試着・使用して質感を確かめた頃が書きやすい
家電・耐久品到着後 7〜14日ある程度使い込んでから実感が湧くため
定期・サブスク2回目の継続後「続けて良かった」という納得が生まれたタイミング

ポイントは、発送通知のメールにレビュー依頼を相乗りさせないことです。発送時点ではまだ商品が手元になく、お客さまは書きようがありません。発送メールは発送の連絡に徹し、レビュー依頼は別の機会に、商品が届いて使い始めた頃に改めて届けるのが効果的です。なお、各モールにはフォローメールの送信に関するルールがあるため、送信可否や回数は必ず各モールの最新の規約で確認してください。

⚠ 「届いた直後」より「使い始めた頃」

到着当日に届くメールは、開封率は高くても「まだ使っていないので書けない」と思われがちです。少し間を置いて、実際に使った実感が生まれる頃に届くよう設計しましょう。逆に、到着から2週間以上空けると購入記憶が薄れ、返信率が下がります。商材ごとの「使い始める時期」を意識するのがコツです。

レビュー依頼の流れ(同梱カード×フォローメール)

レビュー依頼は、ひとつの方法に頼るより「同梱カード」と「フォローメール」を組み合わせると効果が高まります。商品を手に取った瞬間に目に入るカードと、使い始めた頃に届くメール。接点を2回に分けることで、「書こうかな」と思ってもらえる確率が上がります。実際の流れを順番に見ていきましょう。

  1. 1. 商品に「お礼+依頼カード」を同梱する

    発送する商品に、手書き風のお礼メッセージとレビュー依頼を兼ねたカードを入れます。QRコードでレビューページに直接飛べるようにしておくと、書く手間がぐっと減ります。売り込み感を出さず、まずは購入へのお礼を主役にするのがコツです。

  2. 2. 使い始めた頃にフォローメールを送る

    商材に合わせたタイミング(前章の表が目安)で、「使い心地はいかがですか」という確認とともにレビューをお願いするメールを送ります。レビューページへのリンクを必ず本文に置き、1クリックで書ける状態にします。

  3. 3. レビューの導線を最短にする

    カードのQRもメールのリンクも、「レビュー記入ページに直接着地する」ことを確認します。トップページや会員ログインを挟むと、そこで多くの人が離脱します。導線の途中をできるだけ削ることが、件数アップの近道です。

  4. 4. 書いてくれた人にお礼を返す

    レビューには可能な範囲で返信し、感謝を伝えます。お店の丁寧な対応は他のお客さまにも見られており、「ここは誠実なお店だ」という信頼につながります。これが次のレビューを呼ぶ好循環の起点になります。

なお、ステップ4で「お礼」としてクーポンや特典を渡す場合は、規約・法令上の注意点があります。詳しくは後半の規約と法令の注意点で詳しく解説しますので、特典を絡める前に必ず確認してください。

そのまま使える依頼の例文集

「どう書けばいいか分からない」という方のために、同梱カードとフォローメールの例文を用意しました。そのままコピーして、商品名やショップ名を入れ替えるだけで使えます。トーンは「お願い」より「感謝」を主役にするのがポイントです。

📮 同梱カードの例文

このたびは【ショップ名】をお選びいただき、本当にありがとうございます。
スタッフ一同、心を込めてお届けしました。【商品名】はいかがでしたか?
もしよろしければ、お使いになったご感想をレビューでお聞かせいただけるとうれしいです。いただいたお声は、今後の商品づくりとサービス改善の何よりの励みになります。
下のQRコードから、かんたんにご記入いただけます。
[QRコード]

✉ フォローメールの例文(到着後数日)

件名:【商品名】の使い心地はいかがですか?

○○様
先日は【ショップ名】で【商品名】をご購入いただき、ありがとうございました。
お手元に届いて、そろそろお使いいただけた頃でしょうか。使い心地はいかがでしょうか。
もしご満足いただけていましたら、ぜひレビューでご感想をお聞かせください。これから購入を検討される方にとって、実際に使った方の声は大きな参考になります。
▼レビューはこちらから(1分ほどで完了します)
[レビューページへのリンク]

ご不明な点やお困りのことがあれば、このメールにそのままご返信ください。

🤖 AIで楽にするヒント:自分のお店に合わせた例文を量産する

上の例文をベースに、商材やお店の雰囲気に合わせた文面をAIに作ってもらうと、バリエーションを一気に揃えられます。次のプロンプトをコピペして使ってみてください。

あなたはECショップのCRM担当です。 以下の条件で、レビュー依頼のフォローメールを3パターン作ってください。 ・トーンは「お願い」より「感謝」を主役に ・売り込み感を出さず、自然な言葉づかいで ・レビューページへの導線を1か所入れる ・件名も3パターン提案する

ショップ名:【 】 商品名:【 】 ターゲット層:【 】 お店の雰囲気(丁寧/カジュアル等):【 】

出てきた文面は、そのまま使う前に必ず自分の目で確認し、特典の言及がある場合は後述の規約・法令に抵触しないかをチェックしてください。

良い依頼とNGな依頼の違い

同じ「レビューを書いてほしい」という依頼でも、伝え方ひとつで結果も、そして規約・法令上のリスクも大きく変わります。「高評価を条件にする」「報酬を約束する」といった頼み方は、規約違反やステマ規制の対象になりかねません。下の比較で、線引きを確認しておきましょう。

◎ 良い依頼

  • 「率直なご感想をお聞かせください」と、評価の中身を縛らない
  • 購入へのお礼を主役にし、依頼は控えめに添える
  • レビューページへの導線を1クリックで分かりやすく示す
  • 特典を出す場合も「評価の内容を問わず」全員に同条件で案内する
  • 書いてくれたお客さまに丁寧に返信する

× NGな依頼

  • 「★5でお願いします」など高評価を指定・誘導する
  • 「高評価をくれたら割引」と評価内容を特典の条件にする
  • 第三者やスタッフに依頼してレビューを書かせる(サクラ)
  • 事業者の関与を隠して「お客さまの声」を装う
  • 低評価を消すために繰り返し連絡して書き換えを迫る

ポイントは、「評価の中身に手を出さない」こと。レビューを書くきっかけを作るのは正当な施策ですが、「良い評価を買う」「事業者の関与を隠す」方向に踏み込むと、規約違反や法令違反になります。次章で、その線引きをもう少し具体的に見ていきます。

規約と法令の注意点(サクラ・特典・ステマ規制)

ここはレビュー施策でいちばん事故が起きやすいところなので、丁寧に押さえておきましょう。大きく分けて、「各モールの規約」「法令(景品表示法・ステマ規制)」の2つの観点があります。どちらも、知らずに踏み越えると出店停止やペナルティにつながりかねません。

⚠ サクラレビュー・自作自演は明確にNG

事業者自身やスタッフ、依頼した第三者がお客さまを装ってレビューを書く行為(いわゆるサクラ)は、各モールの規約で禁止されており、発覚すればレビュー削除やアカウント停止などの重い措置の対象になります。さらに、事業者の関与を隠して第三者の感想を装うことは、後述のステマ規制(景品表示法)にも抵触します。「件数を増やしたい」一心でも、絶対に手を出さないでください。

特典付与のルールはモールごとに異なります。「レビューを書いてくれたらクーポン・ポイントを進呈」といった施策は、モールによって扱いが分かれます。たとえばレビューと引き換えに特典を渡す形(レビュー買い)を禁止・制限しているモールもあるため、自社ECなら問題なくても、モールでは規約違反になることがあります。特典を絡める前に、出店している各モールの最新の規約・ガイドラインを必ず確認してください。

各モールで確認しておきたいポイント

  • 楽天市場……レビュー依頼や特典付与に関するルール、フォローメールの送信に関する規定。RMSの規約・ガイドラインで最新版を確認。
  • Amazon……レビューに対する報酬・割引の提供は原則禁止。レビュー依頼も所定の方法に限られるため、セラーセントラルのポリシーを確認。
  • Yahoo!ショッピング……レビュー投稿の促進や特典付与に関するガイドラインをストアクリエイターProで確認。
  • 自社EC(Shopify・BASE等)……モール規約の縛りはないが、景品表示法(特に後述のステマ規制と景品の上限額)は守る必要がある。

景品表示法(ステマ規制)も必ず押さえます。2023年10月から、いわゆるステルスマーケティング(ステマ)が景品表示法の規制対象になりました。ざっくり言うと、事業者が依頼・関与して書いてもらった内容なのに、それを隠して「第三者の自然な感想」であるかのように見せる行為が問題になります。インフルエンサーやモニターに依頼してレビューや投稿をしてもらう場合は、「事業者からの提供・依頼であること(PR・提供など)」を明示する必要があります。また、特典として景品を出す場合には、景品表示法上の景品類の上限額のルールもあります。

規約も法令も改定されることがあり、適用の細かい判断はケースによって変わります。本記事は一般的な情報提供です。具体的な施策を実行する前に、必ず各モールの公式ガイドラインや、消費者庁の情報、必要に応じて専門家(弁護士等)に最新の内容を確認してください。

低評価が来た時の対応

レビューを集め始めると、避けて通れないのが低評価です。星1つや厳しいコメントが付くと落ち込みますが、低評価への向き合い方こそ、お店の信頼を左右する分かれ道になります。大切なのは、消そうとするのではなく、誠実に対応している姿を見せることです。

低評価が1つもないお店より、低評価にも丁寧に向き合っているお店のほうが、かえって信頼されることもあります。低評価を「改善のヒント」と捉え、商品説明や梱包、対応フローの見直しにつなげていくのが、長い目で見ていちばん効く対応です。

よくある質問

Q. レビュー依頼のメールは何通くらい送っていいですか?

A. 基本は「使い始めた頃に1通」、反応がなければ少し間を置いて「リマインドを1通」までが目安です。何通も繰り返し送ると、しつこい印象を与えて逆効果になり、配信停止やクレームにつながることもあります。また、各モールにはフォローメールの送信回数や内容に関するルールがある場合があるため、送る前に出店先の最新の規約を確認してください。

Q. レビューを書いてくれた人に割引クーポンを渡すのはOK?

A. 「OKかどうか」は出店先によって変わります。Amazonのようにレビューへの報酬・割引提供を原則禁止しているモールもあれば、条件付きで認められる場合もあります。共通して言えるのは、「高評価を条件にしない」「特典は評価の内容を問わず全員に同条件で」「事業者の関与を隠さない」こと。特典を絡める際は、各モールの最新規約と景品表示法(ステマ規制・景品の上限額)を必ず確認してください。判断に迷う場合は専門家への相談をおすすめします。

Q. 低評価レビューは削除してもらえますか?

A. 「評価が低いから」という理由だけでは、原則として削除されません。削除の対象になるのは、誹謗中傷・無関係な内容・なりすまし・規約違反など、各モールが定める基準に該当する場合です。該当しそうなら、各モールの所定の手続きで削除を申請できます。それ以外の低評価は、消そうとするより、公開の場で誠実に返信し、改善につなげるほうがお店の信頼を高めます。

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