EC速報

Shopifyがサンキュー・注文状況ページを強制アップグレード|2026年8月26日期限——EC運営者にとっての意味と今やるべきこと

最終更新:2026.07.24 / EC参謀 編集部
Shopifyがサンキュー・注文状況ページを強制アップグレード|2026年8月26日期限——EC運営者にとっての意味と今やるべきこと

Shopifyが、購入後に表示される「サンキューページ(Thank you)」と「注文状況ページ(Order status)」の仕様を刷新し、旧バージョンを終了させます。非Plusプランのストアは2026年8月26日までに新バージョンへアップグレードが必要で、期限を過ぎると自動的に切り替わり、そのタイミングで旧来のカスタマイズ(Additional Scriptsなど)は移行されずに削除されるとされています。トラッキングタグや後払い訴求をこれらの画面に仕込んでいる店舗ほど影響が大きい変更です。EC参謀の視点で、事実と現場への意味を整理します。

⏱ 忙しい人向け 3行まとめ

  • 事実:非Plusストアは2026年8月26日までにサンキュー・注文状況ページを新版へ移行が必要。期限後は自動アップグレードされ、旧カスタマイズは移行されず削除される。
  • 意味これらの画面に埋め込んだ計測タグや追加スクリプトが消えると、CV計測やリマーケティングが止まるおそれがある。
  • アクション:自店のサンキュー・注文状況ページに入れている計測タグ・アプリ・カスタムコードを棚卸しし、Web PixelsやアプリのUI拡張へ移し替える。

発表の事実:何が変わるか

Shopifyの公式ヘルプセンター(非Plus向けアップグレードガイド)によると、サンキューページ・注文状況ページの刷新に関する要点は次のとおりです。仕様・期日は公式記載のまま引用します。

なお、この刷新はチェックアウト全体を「より安全でアップグレードに強い」新基盤へ移す一連の流れの一部で、旧来の checkout.liquid・Additional Scripts・Shopify Scripts といった仕組みを、サンドボックス化された新しいツール群へ置き換えるものと位置づけられています。

EC運営者にとっての意味

ここからはEC参謀としての解釈です。ポイントは3つあると見ています。

①「気づかないうちに計測が止まる」リスクがある。サンキューページは、購入完了を計測する最重要地点です。ここにGoogle広告やMeta、GA4などのコンバージョンタグを追加スクリプトで入れている店舗は少なくありません。自動アップグレードでそのタグが消えれば、売上は立っているのに「広告の成果がゼロに見える」——という事態が起こりえます。管理画面で赤字警告が出るわけではないぶん、見落としが怖い変更です。

②「アプリ任せ」の店舗ほど棚卸しが必要。後払い訴求、レビュー依頼、アップセル、紹介キャンペーンなど、サンキュー・注文状況ページ上で動くアプリは多岐にわたります。これらが新基盤(ブロックやUI拡張)に対応済みかどうかは、アプリごとに事情が異なるとみられます。自動アップグレード後に「特定のアプリの表示が消えていた」と気づくより、事前に対応状況を確認しておくほうが安全です。

③これは「Shopify全体の基盤移行」の一部。今回のサンキュー・注文状況ページの件は単発のルールではなく、checkout.liquidやShopify Scriptsを含む旧カスタマイズ方式全体を新基盤へ寄せる大きな流れの一部です。今回対応した経験は、今後のチェックアウトまわりの移行にもそのまま生きます。逆に先延ばしにすると、複数の期限が重なって慌てることになりかねません。

今やるべきこと

EC参謀の見立て

今回の変更でいちばん怖いのは、機能が壊れることよりも「壊れたことに気づかないまま広告予算を回し続ける」ことです。サンキューページの計測タグは、消えても店頭の見た目は変わりません。だからこそ、期限ギリギリの一括対応ではなく、いま棚卸し→移行→テスト購入で計測確認、の順で先手を打つのが賢明です。基盤移行は今後も続きます。今回で「移行の勘所」をつかんでおきましょう。

出典

※本記事は公開情報・公式ヘルプに基づく速報解説です。対象プラン・期日・移行方法の最新かつ正確な情報は、必ずShopifyの公式ヘルプおよび管理画面のお知らせでご確認ください。

「やることが多すぎて、手が回らない」——そんな時は。

EC参謀を運営する株式会社オタツーは、楽天・Shopify・Amazonの運営代行を4,000件以上支援してきました。原因の特定から日々の運用まで、伴走します。まずは無料で、あなたのショップの伸びしろを診断します。