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TikTokで見つけた商品の購入先1位はAmazon(41.2%)|PLAN-B調査とEC運営者にとっての意味

最終更新:2026.08.22 / EC参謀 編集部
TikTokで見つけた商品の購入先1位はAmazon(41.2%)|PLAN-B調査とEC運営者にとっての意味

TikTokで知った商品は、TikTokの中では買われていない——そんな購買行動の実態を示す調査が出ました。ソーシャルコマース支援を手がける株式会社PLAN-Bは2026年8月19日、「TikTok起点の購買行動調査2026」を公表。TikTok利用者の36.1%がTikTokで見つけた商品の購入経験があり、その購入先はAmazon41.2%・TikTok Shop40.6%・楽天市場30.6%と複数のチャネルに分散していることが分かりました。TikTokは「知る場所」であり、「買う場所」は別にある——モール出店者にも自社EC運営者にも関係のある数字です。

⏱ 忙しい人向け 3行まとめ

  • 事実:TikTok利用者の36.1%がTikTok発の商品を購入。購入先(複数回答)はAmazon41.2%・TikTok Shop40.6%・楽天市場30.6%。購入前に92.2%が追加で情報収集している。
  • 意味:TikTokで生まれた需要の半分以上は既存のモールや自社ECに流れる。購入先を決める理由の1位は「レビューや口コミの充実」33.4%で、受け皿側のレビューと信頼感が最後の決め手になっている。
  • アクション:TikTokで動いている商品名・型番でAmazon・楽天・自店のページが検索上位に出るか、レビューが充実しているかを点検する。

発表の事実:調査の中身と数値

公表されたのは株式会社PLAN-Bによる「TikTok起点の購買行動調査2026」で、発表日は2026年8月19日です。事前調査として全国の10〜60代のTikTok利用者1,616人に購入経験の有無を確認し、本調査は「TikTokで見つけた商品を購入したことがある」10〜60代の男女500名を対象に2026年7月3日〜4日にインターネットで実施されました。以下の数値は報道(ネットショップ担当者フォーラム・コマースピック)によるもので、出典のまま整理します。

押さえておきたいのは、本調査(500名)の対象が「すでにTikTok発の商品を買ったことがある人」に絞られている点です。TikTok利用者全体や消費者全体の傾向ではなく、TikTokで購買が動いた層の行動を映した数字として読むのが正確です。

EC運営者にとっての意味

この調査が示しているのは、TikTokで生まれた需要の受け皿は「TikTok Shop一択」ではなく、Amazon・楽天・自社ECに広く流れているという点だとみられます。ここからはEC参謀としての解釈です。

①TikTok Shopに出店していなくても、TikTokの影響はすでに自店に届いている。購入先の複数回答でAmazon41.2%・楽天市場30.6%・Yahoo!ショッピング27.0%という数字は、TikTokで話題になった商品の検索がモール内で起きていることを意味します。自店が扱う商品(あるいは同ジャンルの商品)がTikTokで動いたとき、その需要を拾えるかどうかは、モール内検索での露出とページの出来で決まるとみられます。

②最後の決め手は「レビュー」と「慣れ」。購入先を選ぶ理由の1位がレビュー・口コミの充実(33.4%)、情報収集先の1位もECサイトのレビュー(39.4%)でした。TikTokの動画で興味を持った人は、買う前にレビューで裏を取る行動をしています。レビューが少ない・古い商品ページは、動画でどれだけ注目されても最後で選ばれにくいと考えられます。

③TikTok Shopは「最も使った購入先」では1位。単一回答ではTikTok Shop31.4%がAmazon24.8%を上回っており、動画から離脱せずに買う導線の強さも示されています。一方で、TikTok Shop以外で買った層の38.1%は「TikTok Shopで買えても他を選ぶ」と回答しており、慣れ・ポイント・安全性の壁が残っています。TikTok Shop出店を検討する店舗は、「動画内で完結する層」と「モールに流れる層」の両方を前提に販路を設計するのが現実的です。

⚠️ 数値の読み取りに関する注意

本調査はTikTok発の商品を購入した経験がある500名を対象としたもので、消費者全体の傾向を示すものではありません。購入先は複数回答のため合計は100%になりません。数値はPLAN-Bの発表を報道した記事から引用しており、詳細な設問・集計条件は発表元の公式資料でご確認ください。

今やるべきこと

まずやるべきは、TikTokで動いている商品の需要を自店の既存販路で拾えているかの点検です。TikTok Shop出店の是非より先に、受け皿の整備が効きます。

EC参謀の見立て

TikTokは「発見の場」として機能し、購入は慣れたモールやレビューの多い店に流れる——この構図は、TikTokに出店していない店舗こそ恩恵を受けられることを意味します。動画を作る余力がなくても、「話題の商品で検索されたときに選ばれるページ」になっているかは今日から点検できます。SNSごとの役割分担はECのSNS使い分けで整理しています。

出典

※本記事は2026年8月22日時点の公開情報に基づく速報解説です。数値は報道された調査結果をそのまま引用しています。最新かつ正確な情報は発表元の公式発表をご確認ください。

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