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北陸大雨で14市町に災害救助法適用・被災事業者向け支援措置|EC運営者にとっての意味と今やるべきこと

公開:2026.09.03 / EC参謀 編集部
北陸大雨で14市町に災害救助法適用・被災事業者向け支援措置|EC運営者にとっての意味と今やるべきこと

配送の遅れに続いて、被災した事業者側への支援の枠組みが出そろいました。2026年8月27日からの大雨により、富山県・石川県・福井県の計14市町に災害救助法が適用され、経済産業省が被災中小企業・小規模事業者向けの支援措置を公表しています(2026年8月28日公表、8月31日に福井県分を追加)。自社・倉庫・仕入先・委託先のいずれかが対象地域にある店舗は、資金繰りの選択肢として確認しておく価値があります。確認できた事実を整理します。

⏱ 忙しい人向け 3行まとめ

  • 事実:富山4市・石川4市町(法適用日8月27日)、福井6市町(同8月29日)の計14市町が対象。特別相談窓口、日本政策金融公庫・商工中金の災害復旧貸付、セーフティネット保証4号、小規模企業共済の災害時貸付などが用意されています。
  • 意味直接被災していなくても、仕入先・物流委託先が対象地域なら影響は自店に回ってくる。売上減少による資金繰り悪化も支援の対象になり得ます。
  • アクション:取引先の所在地を対象14市町と突き合わせる。被災した場合は被害状況を写真と数字で記録してから相談窓口へ。

発表の事実:対象地域と支援措置の中身

公表されている内容は「災害救助法の適用地域における、被災中小企業・小規模事業者向けの資金繰り支援」です。中小企業基盤整備機構および経済産業省の公表資料で確認できた範囲を整理します。

対象となる災害救助法適用地域(計14市町)

法適用日 2026年8月27日/富山県:高岡市、氷見市、小矢部市、射水市 石川県:羽咋市、羽咋郡志賀町、羽咋郡宝達志水町、鹿島郡中能登町
法適用日 2026年8月29日/福井県:福井市、大野市、勝山市、あわら市、坂井市、吉田郡永平寺町

なお配送への影響については、ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便が対象地域の一部で集配停止や遅延を公表していました(北陸の大雨でヤマト・佐川・日本郵便に配送遅延)。復旧状況は各社の公式サイトで随時更新されています。

EC運営者にとっての意味

ポイントは「直接被災していなくても関係し得る」ことです。ここからは解釈になります。

①セーフティネット保証4号は「売上減少」で使える。店舗や倉庫が浸水した事業者だけでなく、対象地域内で売上が落ちた事業者も要件を満たせば対象になり得るのがこの制度の特徴です。地域の実店舗と併売しているEC事業者、地場の生産者から仕入れている店舗は、要件の確認をおすすめします(詳細な要件は市区町村の認定窓口での確認が必要です)。

②仕入先・委託先が被災すると納期が動く。自社が対象地域外でも、産地・製造委託先・物流倉庫が14市町にあれば、入荷遅延や欠品として跳ね返ります。今週中に取引先リストと対象地域を突き合わせておくだけで、告知や販売停止の判断が数日早くなります。

③記録が支援の速度を決める。相談窓口・貸付のいずれも、被害状況の説明が出発点になります。浸水した在庫の写真、廃棄数量、休業日数、前年同月比の売上——後からまとめると抜けが出やすくなります。被害が出た店舗は、復旧作業と並行して記録を残しておくのが結果的に近道です。

今やるべきこと

対象地域に関わりのある店舗が、今日から着手できることを3つに絞ります。

災害時の受注・配送対応の考え方は台風13号で沖縄・鹿児島離島の配送に遅れでも整理しています。

出典

※対象地域・支援内容は追加・変更される可能性があります。利用要件の詳細および最新情報は、必ず経済産業省・中小企業庁・各相談窓口の公式発表でご確認ください。

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