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Shopifyが2026年7月の国内販売動向を発表|EC運営者にとっての意味と今やるべきこと

最終更新:2026.08.08 / EC参謀 編集部
Shopifyが2026年7月の国内販売動向を発表|EC運営者にとっての意味と今やるべきこと

7月に何が動いたのかが、カテゴリ別の数値で公開されました。Shopify Japanは2026年8月6日、同社の国内ストアにおける2026年7月の販売動向を発表し、スポーツユニフォーム/レプリカジャージが前月比+806.5%(約9倍)と最も大きく伸びたことを明らかにしています。スポーツ応援グッズは+382.2%、アイスクリームは+165.5%でした。自店がShopifyを使っているかどうかに関係なく、「7月に日本の消費者が何を買ったか」の実データとして読めるため、確認できた事実と使い方を整理します。

⏱ 忙しい人向け 3行まとめ

  • 事実:Shopify Japanが2026年8月6日に7月の国内販売動向を発表。前月(6月)比でスポーツユニフォーム/レプリカジャージ+806.5%、スポーツ応援グッズ+382.2%、トレーディングカード+268.3%、アイスクリーム+165.5%。
  • 意味伸びたカテゴリの多くが「暑さ」と「スポーツ観戦」という2つの外部要因に紐づいている。商品そのものの人気というより、生活シーンの変化が需要を動かしたとみられる。
  • アクション:自店の7月データを同じ切り口(前月比・カテゴリ別)で出し、この発表と一致する動きがあったかを確認する。一致していれば8月も同じ文脈で押せる。

発表の事実

発表内容は「2026年7月の国内Shopifyストアにおける、前月(2026年6月)比のカテゴリ別販売動向」です。数値はプレスリリースの記載どおりに整理しています。

スポーツ・エンタメ関連

スポーツユニフォーム/レプリカジャージ+806.5%(約9倍)/スポーツ応援グッズ+382.2%(約4.8倍)/エンターテインメント系トレーディングカード+268.3%(約3.7倍)

暑さ対策

アイスクリーム+165.5%(約2.7倍)/自動車用サンシェード+136.3%(約2.4倍)/家庭用防虫剤+103.3%(約2倍)/ハンディファン・ミスト+58.2%

食卓まわり

トレー・お盆+163.2%(約2.6倍)/リキュール+147.2%(約2.5倍)/食器セット+131.6%(約2.3倍)/ぶどう+73.3%

ビューティー

アイライナー+155.8%(約2.6倍)/スキンケアキット・セット+144.2%(約2.4倍)。一方でフェイスパウダーは-37.1%と減少しています。

同社カントリーマネージャーの馬場道生氏はコメントとして、季節変動に加えて国際的なスポーツイベントへの関心の高まりを背景とした消費拡大を指摘し、「消費者ニーズは季節・イベント・利用場面など多くの要素で短期間に変化するため、事業者は販売データから変化を捉え続け、施策を柔軟に見直すことが重要」という趣旨を述べています。

数値の読み方の注意

今回の数値は前月比(6月→7月)であって前年同月比ではありません。つまり「季節が動いた分」がそのまま倍率に出ています。アイスクリームが約2.7倍というのは、6月と7月を比べた結果であって、去年の7月より2.7倍売れたという意味ではない点にご注意ください。また対象はShopifyの国内ストアであり、EC全体や国内小売全体の動きとは一致しない可能性があります。

EC運営者にとっての意味

この発表から読み取るべきは個別カテゴリの倍率ではなく、需要が動いた「理由の型」です。ここからはEC参謀としての解釈になります。

①伸びた上位は、商品ではなくイベントが売っている。スポーツユニフォーム+806.5%、応援グッズ+382.2%という数字は、その商品が突然良くなったから起きたものではありません。観戦するという行動が発生し、それに必要な物が一斉に買われたという構造です。つまり需要のトリガーは商品側ではなく生活側にあります。自店の商品も「どんな行動が起きたときに必要になるか」で棚卸しすると、狙うべきタイミングが見えます。

②一次需要の周辺に、二次需要がぶら下がっている。ユニフォームが売れれば応援グッズが売れ、トレーディングカードまで動く。暑くなればアイスが売れ、同時にサンシェードと防虫剤が動く。主役商品を持っていない店でも、周辺の脇役を押さえれば波に乗れるということです。関連商品の同梱提案やセット販売を用意しておく価値は、この構造から来ています。

③減っているカテゴリの情報のほうが実は貴重。フェイスパウダーの-37.1%は、猛暑でパウダー系が敬遠されたことの表れとみられます。伸びた数字は誰でも追いかけますが、落ちる商品を事前に知っていれば、在庫を減らし、広告を止め、値引きの前に手を打てる。KPIとしては「伸び」より「落ち」のほうが実務のリターンが大きい場面があります。

④Shopifyを使っていない店にも読む価値がある。今回の集計対象はShopifyの国内ストアですが、そこに現れるのは日本の消費者の行動です。楽天やAmazonに出店している店でも、需要トレンドの参考データとしては十分に使えます。モールの管理画面には「他店で何が伸びたか」は出てこないため、こうした外部の集計は数少ない比較材料になります。

今やるべきこと

作業は30分ほどで終わります。順番は「自店データの確認 → 8月の打ち手 → 来年用のメモ」の3つです。

💡 EC参謀の見立て

この種の「販売動向レポート」は読んで終わりにされがちですが、価値があるのは数字そのものではなく自店データと突き合わせたときの差分です。世の中でアイスが2.7倍動いた月に、自店の夏商材が横ばいだったなら、そこには需要以外の理由(露出・在庫・価格)があります。外部データは、自店の異常を見つけるための物差しとして使うのがいちばん実務に効きます。需要の先読みをもう一段進めたい場合はAIで需要予測をする方法もあわせてご覧ください。

出典

※本記事は2026年8月8日時点の公開情報に基づく速報解説です。数値はShopify Japanの発表に基づくもので、集計対象は同社の国内ストアです。最新かつ正確な内容は必ず公式発表をご確認ください。

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