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楽天のLP・特集ページの作り方|GOLDの活用と2026年の最新事情

最終更新:2026.08.14 / EC参謀 編集部
楽天のLP・特集ページの作り方|GOLDの活用と2026年の最新事情

「商品ページは整えたけれど、店としての世界観やまとめ買いの提案が伝えきれない」——そんなときに使えるのが、楽天の特集ページ・LP(ランディングページ)です。楽天には出店店舗向けのサーバー領域「楽天GOLD」が用意されており、HTMLで自由なページを作って公開できます。ただし2025年から2026年にかけて、GOLDの役割は大きく変わりました。この記事では、2026年時点でGOLDに何ができて何ができないのか、申請からFTP接続までの手順、売れる特集ページの構成、そして集客の導線設計まで、順を追って一緒に整理していきましょう。

⏱ 忙しい人向け 3行まとめ

  • 楽天GOLDはHTML・CSS・JavaScriptで自由にページを作れるサーバー領域。特集ページやLPの置き場として今も現役。
  • ただし「GOLDで店舗トップページを作る」機能は終了済み。トップは新店舗トップページ、GOLDは特集ページ、と役割が分かれた。
  • 特集ページは検索から人が来ない。作る前に「どこから流すか」を3つ以上決めるのが成否を分ける。

楽天GOLDとは|RMSの枠を超えたページを作れるサーバー領域

楽天GOLDとは、楽天市場が出店店舗に無料で提供しているサーバースペースのことです。RMSの標準機能では作れないレイアウトや表現を、HTML・CSS・JavaScriptを使って自由に組み立て、自店のURL配下で公開できます。公開先は https://www.rakuten.ne.jp/gold/店舗アカウント名/ という形式のディレクトリになります。

RMSの標準機能とGOLDの違いは、ざっくり言えば「決められた型に流し込む」か「自分で型から作る」かの差です。それぞれ向き不向きがあります。

比較軸RMSの標準機能楽天GOLD
作り方用意されたパーツ・テンプレートに画像とテキストを入れるHTML・CSS・JavaScriptを自分で書いてアップロードする
自由度低い(型の範囲内)高い(レイアウト・演出を自由に設計できる)
必要なスキル特になしHTMLの基本+FTPソフトの操作
主な用途店舗トップ・カテゴリページ・お知らせ特集ページ・LP・ブランドストーリー・画像やPDFの置き場
費用出店プランに含まれる申請すれば追加費用なし(制作費は別)

もうひとつ見落とされがちなのが、GOLDは「ファイル置き場」としても優秀だという点です。商品ページで使うバナー画像、サイズ表のPDF、取扱説明のPDFなどをGOLDに置いておけば、商品ページから安定して呼び出せます。ページを作る予定がなくても、素材の保管庫として申し込んでおく価値はあります。

2026年時点のGOLDの立ち位置|トップページ機能は終了、特集ページは継続

2026年8月時点で押さえるべき事実は一つです。「GOLDで店舗トップページを作る」機能は終了しており、GOLDは特集ページ・LP・ファイル置き場として使うものに役割が変わりました。ここを取り違えたまま古い情報を参考にすると、作業が丸ごと無駄になります。

公開されている情報を時系列で整理すると、次のような流れとされています(各時期の詳細・最新状況は必ずRMSの公式案内でご確認ください)。

① 2023年12月末:スマホ版トップページの終了

スマートフォン用店舗トップページの改善に伴い、GOLDで作ったスマホ版トップページの提供が終了。スマホのトップは楽天が用意する形式に統一された。

② 2025年9月末:RMS版PCトップページの終了

RMS標準機能で作る従来型のPCトップページの提供が終了。新しい店舗トップページへの移行が進む。

③ 2025年12月末:GOLD版PCトップページの終了

GOLDで作成したPC版トップページも終了。期限後は自動的に「新店舗トップページ」へ切り替わる形になった。

④ 2026年〜:GOLD=特集ページ・LPの置き場へ

トップページ以外のオリジナルページは、これまでどおりHTML・CSS・JavaScriptで自由に作成・公開できる。GOLDそのものは存続している。

つまり「楽天GOLDが廃止された」という理解は正確ではありません。終了したのは、GOLDで作ったページを店舗トップページとして設定する機能です。特集ページ、シーズンLP、ブランドストーリー、ギフト特集といった「トップ以外のページ」は、今も自由に作れます。

⚠️

注意

GOLDに関する解説記事はネット上に大量にありますが、トップページ機能があった時代に書かれた記事がそのまま残っているケースが少なくありません。「GOLDでトップページを作る手順」を紹介している記事は、現在の仕様と合わない可能性が高いと考えてください。手順を調べるときは、記事の更新日と、RMSの管理画面に出ている案内の両方を確認するのが安全です。

GOLDを使えるようにするまで|申請からFTP接続までの手順

GOLDの利用開始は、RMSでの申請とFTPソフトの設定という2ステップで完了します。慣れていれば30分程度、初めてでも半日あれば公開まで到達できる作業量です。

手順の流れは次のとおりです。

実務上いちばんつまずきやすいのは、ここではなくファイル名とフォルダ名の付け方です。日本語や全角スペースを含む名前は避け、半角英数字とハイフンで統一してください。2026-summer/gift-set/ のように、あとから見て中身がわかる名前にしておくと、数年後の自分が助かります。

売れる特集ページの構成|4つのブロックで組み立てる

特集ページの成否は、デザインの凝り具合ではなく情報を並べる順番で決まります。商品ページと同じく、お客様の心理の階段に沿って組むのが基本です。特集ページの場合は、次の4ブロックで考えると迷いません。

① 何の特集かを1画面で伝える

ページを開いた最初の1画面で「誰向けの、何の特集か」を言い切る。「夏の贈りもの特集」ではなく「お中元に迷ったら|3,000円台で外さないギフト20選」のように、対象と価格帯まで入れると強い。

② 選び方の軸を提示する

商品をいきなり並べず、「予算で選ぶ/相手で選ぶ/日持ちで選ぶ」のように選択の軸を先に見せる。ここがあると、お客様は自分がどこを見ればいいか分かり、離脱が減る。

③ 商品を軸ごとに並べる

1商品につき「画像+商品名+価格+ひとこと推薦文+購入ページへのリンク」。推薦文は商品説明の転載ではなく「誰に向いているか」を書く。ここが店の腕の見せどころ。

④ 不安を消して背中を押す

お届け目安、送料、のし・ラッピング対応、返品条件、問い合わせ先をページ下部にまとめる。特集ページ内で完結させると、商品ページに戻る手間が減る。

このうち、多くの店舗が抜かしてしまうのが②の「選び方の軸」です。特集ページは商品を並べた一覧になりがちですが、お客様が求めているのは商品の羅列ではなく「自分はどれを選べばいいか」の答えです。軸を提示するだけで、同じ商品構成でも回遊のされ方が変わります。

また③の推薦文は、AIに書かせるなら「この商品はどんな人に向いているか、40字で」と条件を絞って指示すると使いやすい文章が出ます。20商品分をゼロから書くのは大変ですが、下書きをAIに出させて自分の言葉で直す進め方なら、半日で組めます。

制作の実務ポイント|スマホ・表示速度・使い回し

特集ページで最優先すべきはスマホでの見え方です。楽天の閲覧はスマホが中心のため、PCで作り込んだページがスマホで崩れていれば、それだけで施策が無効になります。制作時に押さえるべき実務ポイントを挙げます。

特に最後の「雛形化」は、長期的にいちばん効きます。特集ページは1本作って終わりではなく、季節ごと・商戦ごとに何本も作るものです。1本目を作るときに「これは次も使う型だ」という前提でHTMLを書いておくと、2本目以降の制作時間が半分以下になります。

作った特集ページに人を集める|導線設計が9割

特集ページは、作っただけでは誰も見に来ません。商品ページと違い、楽天の検索結果に載って自然にアクセスが発生する種類のページではないためです。ここが特集ページ最大の落とし穴で、ページの完成度より導線の数のほうがアクセス数を左右します

用意できる導線は主に次の5つです。作る前に、このうち最低3つは確保する前提で企画してください。

効きやすい導線

①商品ページ上部のバナー……すでにアクセスがある主力商品ページから流すのが最短。②メルマガ・LINE配信……既存客に直接届く。特集は配信のネタとして相性が良い。③店舗内の各所リンク……カテゴリページやお知らせ枠から常設で流す。

単体では弱い導線

④広告の着地先にする……成立するが、特集LPは1商品LPより計測が難しく、費用対効果の判断に時間がかかる。⑤SNS投稿のみ……フォロワー数によっては数十アクセスで終わる。単発告知で終わらせず、他の導線と併用する。

実務としておすすめなのは、「主力商品ページ上部にバナーを置く → メルマガで告知する → その反応を見て広告を検討する」という順番です。先に既存の流入を回して数字を見てから、広告費を投じるかを判断します。特集ページは商品ページと違って効果が見えにくいので、公開前に「何アクセス集まれば成功とするか」を決めておくと判断がぶれません。

運用のコツ|作りっぱなしにしないための3つの習慣

特集ページで最も多い失敗は、公開したあと放置されることです。古い特集が残り続けると、終了したセール価格や在庫切れ商品が表示され、かえって信頼を損ないます。運用を回すには、次の3つを習慣にしてください。

1つ目は「終了日を決めてから作る」こと。季節特集やセール特集は、公開時点で公開終了日または内容更新日を決め、カレンダーに入れておきます。終了日が決まっていない特集は、必ず放置されます。

2つ目は「1本ごとに数字を残す」こと。特集ページのアクセス数と、そこから商品ページへ遷移した数をメモしておきます。厳密な計測ができなくても、公開期間中の該当商品の売上推移を記録するだけで十分な判断材料になります。数字が残っていれば、翌年の同じ商戦で「去年はこの構成でこれだけ動いた」と再現できます。

3つ目は「勝った特集を使い回す」こと。反応が良かった特集は、翌年に日付と商品を差し替えて再利用します。特集ページは毎回新しく作るものではなく、勝ちパターンの資産として積み上げていくものです。年に4本作れば、3年で12本の型が手元に残ります。

EC参謀の見立て

特集ページは「余力があればやるもの」と後回しにされがちですが、商品ページだけでは伝えられない「まとめ買いの提案」と「選び方の提示」を担える唯一の場所です。とはいえ、いきなり凝ったページを作る必要はありません。まずは主力商品5点を「予算別」に並べた1ページを作り、商品ページ上部にバナーを置く——これだけで、客単価の動きを確かめられます。凝るのは、反応が出た特集だけで十分です。

GOLDの役割が変わった今、特集ページは「トップページの代わり」ではなく「商品ページを補強する武器」として位置づけるのが正解です。まずは1本、小さく作って導線をつないでみましょう。そこから育てていけば大丈夫です。

よくある質問

Q. 楽天GOLDは無料で使えますか?追加費用はかかりますか?

A. 楽天市場に出店していれば、GOLDそのものは追加費用なしで申し込めるとされています(2026年8月時点)。初期容量は100MB程度で、足りなくなったら申請で追加でき、最大1GBまで拡張できるのが一般的な案内です。ただし費用がかからないのはサーバー領域の利用だけで、ページのデザイン・コーディングを外注する場合はその制作費が別途かかります。また容量の追加申請は反映まで日数がかかることがあるため、商戦期に大きな特集を組む予定があるなら、余裕をもって先に申請しておくのが安全です。最新の条件・容量はRMSの案内でご確認ください。

Q. HTMLが書けなくても特集ページは作れますか?

A. 作れます。方法は大きく3つあります。1つ目はRMSの標準機能(コンテンツページ等)で作る方法で、テンプレートに沿って画像とテキストを流し込むだけなので最も手軽です。2つ目は縦長の画像を数枚作り、それをGOLDに置いてシンプルなHTMLで並べる方法。この場合、必要なHTMLは画像タグとリンクタグ程度なので、雛形をひとつ用意すれば使い回せます。3つ目は制作会社に依頼する方法です。まずは2つ目の「画像を並べるだけ」から始めて、反応が出た特集だけ作り込みを増やしていくのが、費用対効果の面では現実的です。

Q. 特集ページを作ったのにアクセスが集まりません。なぜですか?

A. 特集ページは商品ページと違い、楽天の検索結果に載って自然にアクセスが来る種類のページではないためです。GOLDで作ったページは基本的に「自分で人を連れてこないと誰も来ない」場所だと考えてください。アクセスを作るには、商品ページのバナーからの誘導、メルマガ・LINEでの告知、店舗内の各所へのリンク設置、広告からの着地先指定といった導線を自分で用意する必要があります。ページの出来より導線の数のほうがアクセス数を左右します。作る前に「どこから人を流すか」を3つ以上決めておくのが鉄則です。

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