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BASEが「BASE AI」に運営相談と商品登録の2機能を追加|EC運営者にとっての意味と今やるべきこと

公開:2026.10.16 / EC参謀編集部
BASEが「BASE AI」に運営相談と商品登録の2機能を追加|EC運営者にとっての意味と今やるべきこと

BASE株式会社(以下、BASE)は2026年10月14日、ネットショップ作成サービス「BASE」のAI機能に、ショップ運営の悩みをチャットで相談できる機能と、チャットでの対話から新規商品の登録内容を作る機能の2つを追加したと発表しました。対象はBASEを使っているすべてのショップで、機能の利用料は無料です。商品登録では、AIの提案が商品登録画面に反映され、ショップオーナーが確認・編集してから登録する流れになっています。

⏱ 忙しい人向け 3行まとめ

  • 事実:BASEが、管理画面のチャットで運営の相談ができる機能と、対話で商品名や商品説明文などを作って登録画面に反映する機能を追加しました。すべてのショップが無料で使えます。
  • 意味:一人や少人数で運営している店舗にとって、設定の調べものと商品登録の下書きの手間を減らす選択肢になりそうです。一方で、AIの回答や下書きは、そのまま使わずに確かめる前提で使うのが現実的とみられます。
  • アクション:まずは困っている設定を1つ相談してみて、回答を公式ヘルプと見比べます。商品登録は、既存の商品と書き方をそろえるルールを決めてから試すと、ページの表記がばらつきにくくなります。

発表の事実:何が追加されたのか

今回追加されたのは、「運営の相談機能」と「対話による新規商品登録機能」の2つで、2026年10月14日から提供が始まっています。BASEの発表(2026年10月14日)に書かれている内容を整理すると、次のとおりです。

機能できること(発表による)
ネットショップ運営の相談ショップ管理画面に表示されるチャットで、BASEの機能や設定方法、ショップ運営の悩みをAIに相談できる。BASEの公開ヘルプページの情報やショップの基本データなどをもとに、回答と次に取るべきアクションを提案する
対話による新規商品登録チャットで販売したい商品の情報を伝えると、商品名、商品説明文、商品の種類などの設定内容をAIが提案し、商品登録画面に反映する。ショップオーナーは反映された内容を確認・編集したうえで商品を登録する
  • 提供開始日……2026年10月14日。
  • 対象と料金……「BASE」を利用しているすべてのショップ。機能の利用料は無料。
  • 名称の変更……これまで「BASE AI アシスタント」としていたAI機能の総称を、アシスタント機能を含めて「BASE AI」に改めた。
  • これまでのAI機能……2023年4月にBASE初のAI機能の提供を始め、商品説明文やSNS投稿文、問い合わせへの返信文などの文章作成や、ショップデザインの提案を提供してきた。

運営の相談機能は、2026年2月25日に対象ショップを限定して段階的に公開されていました。そのときの案内では、開発初期段階の機能であり、回答はBASEの公開情報やショップの基本データなど一部の情報をもとに作られるため、十分な回答にならない場合もあると書かれていました。

EC運営者にとっての意味

ここからは解釈です。一番の意味は、一人や少人数で運営している店舗が、設定の調べものと商品登録の下書きを管理画面の中で済ませやすくなることだと考えています。

①調べものの入口が管理画面の中にできる。設定の方法が分からないとき、これまではヘルプページや検索で探すことが多かったと思います。チャットで聞けるようになると、「どの画面の、どの項目か」を探す時間は短くなりやすいとみられます。ただし、回答のもとになるのは公開ヘルプやショップの基本データなので、売上の伸ばし方のような判断を伴う相談では、一般的な提案にとどまることもありそうです。

②商品登録の「最初の下書き」が速くなる。商品名や説明文、商品の種類までまとめて提案されるため、新商品を増やすときの手間は減りやすいと考えられます。一方で、AIが作る文章は、素材や産地、サイズなどの事実を取り違えたり、店のほかの商品と書き方がそろわなかったりすることがあります。発表のとおり、反映された内容を確認・編集してから登録する前提で使うのが現実的です。

③表示のルールは店側の確認が必要。化粧品や健康食品、食品などは、効果や表示の書き方に法律上の決まりがあります。AIの提案した説明文がそのまま決まりに合っているとは限らないため、こうした商材では特に、公開前に表現を確かめる手順を残しておくと安心です(例:商品ページをAIで見直すチェックプロンプト)。

今やるべきこと

今やるべきことは、小さな相談と少数の商品で試して、回答と下書きの精度を自分の店で確かめることです。

  • 困っている設定を1つ相談してみる……送料や配送日時、クーポンの設定など、今まさに迷っている項目を聞き、回答を公式ヘルプと見比べます。
  • 商品登録は書き方のルールを先に決める……商品名の並び(ブランド・商品名・容量など)や、説明文に必ず入れる項目を決めておくと、AIの提案を直すときの基準になります。
  • 事実の項目は手元の資料で確認する……素材、サイズ、原材料、注意書きなどは、仕入れ先の資料や商品のラベルと照らし合わせてから登録します。
  • 表示の決まりがある商材は公開前に確認する……化粧品・健康食品・食品などは、表現が法律に合っているかを確かめる手順を省かないようにします。

BASEの基本的な使い方はBASEの始め方で、AIで減らしやすい作業の全体像はAIで減らせるEC業務7つで整理しています。

出典

※2026年10月16日時点の情報です。機能の内容や対象は変わることがあります。最新の情報はBASEの公式発表・ヘルプでご確認ください。