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メルカートが「EC運用の実務調査」を発表|軽微な修正を社内で完結できるのは32.5%、EC運営者にとっての意味

公開:2026.10.15 / EC参謀編集部
メルカートが「EC運用の実務調査」を発表|軽微な修正を社内で完結できるのは32.5%、EC運営者にとっての意味

株式会社メルカート(以下、メルカート)は2026年10月13日、EC担当者を対象にした「EC運用の実務調査」の結果を発表しました。バナー差し替えや文言修正などの軽微な修正を「ほぼすべて社内で完結できる」と答えた人は32.5%で、システム対応の都合で販促を延期・断念したことがある人は78.3%でした。

⏱ 忙しい人向け 3行まとめ

  • 事実:メルカートの調査では、バナーや文言の軽微な修正を、ほぼすべて社内で完結できる人は32.5%でした。外部に頼んだ場合、公開まで1週間を超える割合は37.9%です。
  • 意味:サイトの小さな修正にかかる日数が、販促の実施スケジュールに影響しやすいことがうかがえます。外部に頼む割合が高いほど、待ち時間や追加の見積もりが増える傾向も示されています。
  • アクション:年末商戦の前に、よくある修正の種類と、それぞれ誰がどのくらいの日数で対応できるかを一覧にしておくのが現実的です。

発表の事実

発表の要点は、軽微なサイト修正でも社内で完結できない企業が多く、外部に頼むほど公開までの日数や追加の手続きが増える傾向がある、という結果です(メルカートのプレスリリース・2026年10月13日)。

項目発表の内容
調査の概要①業務時間の3割以上をEC運用に充てる担当者400人(2026年9月14〜16日・インターネット調査)②過去3年以内にECシステムをリプレイスした企業の担当者200人(2026年9月7〜9日・インターネット調査)
軽微な修正の社内対応バナー差し替えや文言修正を「ほぼすべて社内で完結できる」32.5%、「半分程度は社内で完結できる」53.0%、「ほとんど外部に依頼している」12.0%(n=400)
外部に頼んだときの公開まで3日以内14.4%、1週間以内41.8%、2週間以内32.8%、1か月以上5.1%。1週間を超える割合は37.9%(n=390)
社内対応の程度による違い公開まで1週間を超える割合は、ほぼ社内で完結できる層23.1%、半分程度の層42.0%、ほとんど外部に依頼している層60.4%
更新・改修後の作業何らかの作業が発生した92.0%、追加の見積もりや承認手続きが発生した34.5%(n=400)
販促への影響システム対応の都合で販促を延期・断念したことが「よくある」22.0%、「時々ある」56.3%、合計78.3%(n=400)
リプレイス後外部システムとの連携に制約があった層(n=43)は、想定どおりの運用まで3か月以上かかった割合が72.1%(制約がなかった層は47.8%)

構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない設問があると注記されています。メルカートはクラウド型のECサイト構築サービスを提供している会社で、調査結果は同社の発表に基づきます。

EC運営者にとっての意味

EC運営者にとっての意味は、販促の成否が「企画の良し悪し」だけでなく「サイトをどれだけ早く直せるか」にも左右されやすい、ということです。ここからは調査結果をもとにしたEC参謀の解釈です。

①小さな修正の待ち時間は、販促の日程を削る。外部に頼むと公開まで1週間を超える割合が37.9%あり、ほとんど外部に依頼している層では60.4%でした。セール告知のバナーや価格表記の差し替えが間に合わないと、企画はできていても実施日が後ろにずれることが起きやすいとみられます。

②外部に頼むこと自体が悪いわけではない。調査は「外部に頼むほど時間がかかる傾向」を示していますが、頼む先の体制や契約の決め方によって日数は変わると考えられます。修正の依頼から公開までの日数を、契約や週次の報告で確認できる状態にしておくのが現実的です。運営代行と社内の分担の考え方はEC運営代行に頼むべき?自社運用との比較で整理しています。

③システムの入れ替えだけでは解決しないこともある。リプレイス後も、外部システムとの連携に制約があった層では、想定どおりの運用まで3か月以上かかった割合が7割を超えました。カートの乗り換えを検討する場合は、今使っている在庫・受注・メール配信などとの連携を先に確認しておくのが目安です。

今やるべきこと

今やるべきことは、年末商戦の前に「よくある修正」と「対応できる人・日数」を一覧にして、販促の日程から逆算できる状態にしておくことです。

  • よくある修正を5〜10種類書き出す……バナー差し替え、価格・送料表記の変更、告知文の追加など、毎月のように発生する修正を並べます。
  • それぞれの担当と日数を決める……社内で直せるもの、外部に頼むものを分け、依頼から公開までの目安日数を書いておきます。
  • 販促の準備日を逆算する……ブラックフライデーや年末のセールは、修正にかかる日数を足した日を「素材の締切日」にします。
  • 社内で直せる範囲を少しずつ広げる……管理画面で文言やバナーを差し替える手順をメモに残し、担当者が交代しても対応できるようにします。

運営を外部に頼む場合の分担の決め方はEC運営代行の最初の1か月でやること、セールの日程はEC販促カレンダーで確認できます。※調査の詳細や最新の情報は、メルカートの発表をご確認ください。

出典