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ノジマオンラインに不正アクセス|会員情報 約700万件が漏えい——EC運営者にとっての意味と今やるべきこと

公開:2026.11.06 / EC参謀編集部

年末商戦の前に自社のサイトを止める判断が必要になったら、どの順番で動くかを決めてあるでしょうか。株式会社ノジマ(以下、ノジマ)は2026年11月2日、不正アクセスで会員情報 約700万件が漏えいしたと公表し、「ノジマオンライン」と中古スマホ買取サイトを一時休止しました。

カード情報は保持していなくても、サイトの休止まで必要になった例です

  • 11月1日に会員管理システムへの不正アクセスを検知し、同日に氏名や住所などの漏えいを確認したと公表されました。件数は約700万件です(→ 発表の事実)
  • 見落とされやすいのは、会員の仕組みが複数のサイトにまたがる場合の影響です。今回の対象も2つのサイトでした(→ 運営者への意味)
  • 自社サイトを運営しているなら、止める判断と連絡の順番を決めておくと動きやすくなります。確かめたいことを4つにまとめました(→ 今やること)

発表の事実

ノジマの公式のお知らせ(2026年11月2日)に書かれている事実は次のとおりです。

項目公表された内容
発生2026年11月1日に会員管理システムへの不正アクセスを検知・確認
同日に個人情報の外部への漏えいを確認
対象のサイトノジマオンライン(EC専門サイト)
中古スマホ買取サイト
件数約700万件(退会者は含まれない)
漏えいした情報氏名・生年月日・性別・郵便番号・住所・電話番号
ログインID・暗号化されたパスワード・メールアドレス
含まれないものクレジットカード情報(決済情報の非保持化に対応しており、2サイトでは保持していないと説明)
対応外部アクセスの遮断を含む対策と監視の強化
所轄警察署への相談
個人情報保護委員会などへの報告の準備
両サイトのサービスの一時休止

不正利用や二次被害の発生は調査中とされています。サイトの再開時期は、安全性の確認が取れしだい知らせるとしています。漏えいした情報が、なりすましメールやフィッシング詐欺などに悪用されるおそれがあるとして、不審なメール・SMS・電話に注意するよう呼びかけています。原因と侵入の経路は、11月2日のお知らせには書かれていません。

EC運営者にとっての意味

今回の件は、カード情報を持たない構成が被害の範囲を抑える一方で、会員情報とサイトの運営には影響が残りうることを示した例だとみられます。

決済情報の非保持化により、今回の対象にカード情報は含まれていないと説明されています。一方で、氏名・住所・電話番号などは対象になり、サイトも一時休止となりました。店舗から見ると、次の2点は確かめておく意味が大きそうです。

会員管理のつながり

今回は2つのサイトが対象でした。複数の店やサイトで会員の仕組みを共有している場合は、1か所の問題がどこまで広がるかを把握しておきます。

サイトを止める判断

止めれば売上は止まりますが、被害の拡大を防ぐ手段にもなります。誰が判断するか、商戦期でも止めるかを平時に決めておくと迷いが減ります。

11月は各モールや自社サイトのセールが続く時期です。問い合わせが増える時期に事故対応が重なると、窓口の負担も大きくなりやすいとみられます。万一のときの手順は不正アクセスされたときの対応で整理しています。

同じ時期に公表された無印良品の第二報も、あわせて読むと参考になります。あちらは過去のデータが残っていた例で、確かめる場所が異なります。

今やるべきこと

  • 管理画面の2段階認証を確かめる……会員情報を見られる管理画面に2段階認証が使えるなら有効にし、不要になったアカウントが残っていないかを確かめます。
  • サイトを止める手順を決める……判断する人、制作会社やカート会社への連絡先、休止中に表示するお知らせの文面を、1枚にまとめておきます。
  • 会員パスワードの保存方法を尋ねる……カート会社の公式のお知らせやヘルプ、制作会社で確認します。
  • 相談先を控えておく……カード決済を使っている店舗は、異変があったときに連絡する決済代行会社・カード会社の窓口を確認しておきます。

日ごろの対策の全体像はECサイトのセキュリティ対策ガイド、各社の公表内容はEC情報漏えいの公表事例台帳にまとめています。報告の義務などは、最新は個人情報保護委員会などの公式情報や専門家で確認してください。

出典・確認日

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※本記事は2026年11月6日時点の公表情報をもとにしています。調査は続いているため、最新の情報は公式のお知らせでご確認ください。