Amazonセラーアカウントの作り方|大口・小口の違いと登録に必要なもの
「買い物用のアカウントでそのまま出品できる」と思って登録を始めると、最初のメールアドレスの入力で手が止まることがあります。Amazonセラーアカウントの作り方は、必要なものを6点そろえて5つの入力を進めるのが基本ですが、書類の条件には細かな決まりがあります。
6点そろえて5ステップ、先に書類の条件を見るのが近道です
Amazonセラーアカウントとは|購入用アカウントとの違い
Amazonセラーアカウントとは、Amazon.co.jpで商品を販売するための出品者用のアカウントです。商品の登録、在庫、注文、売上の管理は、セラーセントラルという出品者用の管理画面で行います。
普段の買い物に使う購入用アカウントとは、役割も登録する情報も異なります。購入用は支払いと配送先の情報が中心ですが、セラーアカウントでは事業の情報、本人確認の書類、売上の受取口座などを登録します。
| 項目 | 購入用アカウント | セラーアカウント |
|---|---|---|
| 目的 | 商品を買う | 商品を売る |
| 管理画面 | 通常のAmazonサイト | セラーセントラル |
| 主な登録情報 | 支払い方法、配送先 | 事業情報、身分証明書、銀行口座 |
| 費用 | 登録だけなら無料 | プランの料金と販売手数料 |
出品の全体の流れや商品登録の手順は、Amazon出品のやり方で詳しく説明しています。この記事では、アカウントを作る部分に絞って整理します。
大口と小口の選び方|どちらで作るかの目安
月に50点以上売る見込みなら大口、売れるかわからない段階なら小口が、選ぶときの目安です(2026年11月時点)。小口出品は商品が1点売れるごとに100円、大口出品は月額4,900円(税抜)で、どちらも別に販売手数料がかかります。
料金だけで比べると、4,900円 ÷ 100円 = 49点が分かれ目です。公式のプラン表は49点を基準にしており、よくある質問では50点を目安としているため、49〜50点あたりはほぼ同じと考えて差し支えないでしょう。
| 項目 | 小口出品 | 大口出品 |
|---|---|---|
| 料金 | 1点売れるごとに100円 | 月額4,900円(税抜) |
| 販売手数料 | 別にかかる | 別にかかる |
| 広告 | 使えない | 使える |
| 一括出品・レポート | 基本の機能のみ | 使える |
| 配送料 | Amazonの設定に従う | 独自に設定できる(一部の商品を除く) |
| 出品制限カテゴリー | 対象外 | 販売できる |
料金のほかに、広告を使いたいかどうかも分かれ目になります。売れる数が少なくても、広告で認知を広げたい店舗や、複数の担当者で運用したい店舗は、大口のほうが進めやすいことがあります。
公式の案内では、出品プランの解約や変更はいつでも可能とされています。最初の選択に悩みすぎず、販売数を見ながら見直す方法もあります。
登録に必要なもの|共通の6点
セラーアカウントの登録に必要なものは、公式の案内では次の6点です(2026年11月時点)。途中で止まらないよう、始める前にそろえておくとスムーズです。
- メールアドレス……Amazonで使われていないもの。Amazonブランド登録、Amazon広告、ベンダーセントラルのアカウントがある場合は、そのアカウントと同じものを使います。
- 顔写真付きの身分証明書……パスポートや運転免許証など。マイナンバーカードは審査に使えません。
- 取引明細書……過去180日以内に発行されたもの。クレジットカードの利用明細、インターネットバンキングの取引明細、預金通帳などです。登録に使うカード以外のものでも構いません。
- 電話番号……登録と確認に使います。
- 有効なクレジットカード……月額登録料の支払いに使います。
- 銀行口座……売上の受取先です。
個人と法人で変わるところ
個人事業主や法人化していない事業は、事業の種類で「個人」を選びます。法人は会社名や法人番号を入力します。必要な書類は変わることがあるため、最新は公式の登録ページで確認してください。
個人と法人で登録はどう違うか
個人でも法人でもセラーアカウントは作れ、必要なものの6点は共通で、違いは主に入力する事業情報と口座の名義です。公式のよくある質問でも、個人で出品できると案内されています(2026年11月時点)。
| 項目 | 個人・個人事業主 | 法人 |
|---|---|---|
| 事業の種類 | 「個人」を選ぶ | 法人として入力する |
| 事業情報 | 住所、電話番号など | 会社名、法人番号など |
| 口座の名義 | 出品する事業者名や担当者名 | 会社名 |
法人の場合は、登録する人が受益者か法定代理人か、またはその両方かも明記します。担当者が代わる可能性がある会社では、誰の名前で登録し、誰がメールと電話番号の確認を受けるのかを先に決めておくと、あとで引き継ぎやすくなります。
続けて販売する場合の開業届や税金の扱いは、事業の形によって変わります。判断に迷うときは、税理士などの専門家や最寄りの税務署に確認してください。
売上の受取先は、日本の銀行口座でなくても登録でき、公式には通貨コンバーターを使って海外の口座で受け取る方法も案内されています。Amazonの他の地域でも販売したい場合はグローバルセリングが案内されており、日本だけで販売する場合は、他の地域のアカウントに個別にログインして解約する必要があるとされています。登録中に他の国の案内が出てきたときは、この点を見直してください。
作り始める前に決めておきたいこと
登録の前に決めておきたいのは、ストア名、出品プラン、運用する人の3つです。登録の途中で考え始めると手が止まりやすいため、先に紙に書き出しておくと進めやすくなります。
ストア名
お客様に表示される名前です。ブランド名や屋号など、覚えてもらいたい名前を候補として2〜3個用意します。
出品プラン
当面の販売数の見込みと、広告を使うかどうかから決めます。迷ったら、変更できることを前提に選びます。
運用する人
日々の出荷と問い合わせを誰が見るかを決めます。複数人で使う場合は、ユーザーの追加ができるかを公式の機能一覧で確かめます。
セラーアカウントの作り方|5つの入力ステップ
セラーアカウントの作り方は、ビジネス情報、事業者情報、請求情報、ストアと商品の情報、本人確認の順に入力する流れが基本です。公式の案内にそって、各ステップで入力する内容をまとめます。
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1. ビジネス情報を入れる
所在地、事業の種類、会社名、法人番号、登録住所、電話番号を入力します。個人事業主は「個人」を選びます。
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2. 事業者情報を入れる
身分証明書のとおりに、氏名、国籍、出生国、生年月日、居住住所などを入力します。
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3. 請求情報を入れる
銀行口座とクレジットカードを登録します。口座名義は、出品する事業者や担当者の名前、または会社名にします。
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4. ストアと商品の情報を入れる
Amazon.co.jpに表示されるストア名を決めます。JANなどの製品コードの有無や、メーカー・ブランド所有者かどうかも聞かれます。
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5. 本人確認を受ける
身分証明書と取引明細書をアップロードし、顔写真と身分証の撮影、またはビデオ通話を行います。
ストア名は他と重ならない名前にする必要がありますが、事業名と同じでなくても構わないとされています。お客様に覚えてもらう名前になるため、社内で候補を決めてから進めると安心です。
費用の面では、大口出品の登録料はアカウントの作成時に1回請求され、出品を始めるまで追加の請求はないと案内されています。月額登録料は売上があれば相殺されます。審査にかかる日数は公式に書かれていないため、販売を始めたい日から余裕をもって始めるのが現実的です。
登録でつまずきやすい点と対処
登録でつまずきやすいのは、メールアドレス、書類の画像、情報の不一致の3つです。どれも始める前に確かめておくと防ぎやすくなります。
未使用のメールアドレスを用意する。書類は四隅まで写し、文字が読めるカラー画像にする。口座名義と登録者名をそろえる。
買い物用のメールアドレスを入れる。スクリーンショットやぼやけた画像を使う。180日より前の明細を使う。
メールアドレス。登録手順の公式ページでは、購入用のAmazonアカウント、Amazon Business、Amazon Payで使っているアドレスは使えないと案内されています。一方、別の公式ページには買い物用アカウントを使えるという案内もあり、記載が分かれています。迷ったときは未使用のアドレスを用意し、登録画面の案内に従うのが現実的です。
書類の画像。四隅がすべて写り、文字が読める鮮明なカラー画像かスキャンが求められます。スクリーンショットやぼやけた画像は使えません。関連書類には署名が必要とされています。
情報の一致。入力した氏名や住所は、身分証明書の記載にそろえます。口座の名義も、利用する金融機関の名義と一致させます。ビデオ通話を選ぶ場合は、身分証明書と住所を証明する書類を手元に用意します。
ログインできないときは、別のメールアドレスを試す、ブラウザのキャッシュを消す、別のブラウザを使うといった方法が公式に案内されています。
登録後に最初にやる設定
アカウントができたら、2段階認証、割賦販売法の情報、ブランド登録の3つを先に確認するのが基本の流れです。ここを後回しにすると、商品を登録しても販売を始められないことがあります。
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1. 2段階認証を設定する
セラーセントラルにログインして設定します。複数人で使うアカウントでは、認証アプリの利用が案内されています。
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2. 割賦販売法の情報を送る
情報が足りないとトップ画面に入力の案内が出ます。審査が終わるまで、商品を登録しても販売ページに表示されません。
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3. 商標があればブランド登録をする
自社ブランドで販売する場合は、Amazonブランド登録を検討します。
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4. 商品ページを作る
既存の商品ページに出品するか、新しく作るかを決めて登録します。
アカウントは日々の運営で守るものです
出荷の遅れやお客様対応の状況は、アカウントの評価に関わります。登録が終わったら、アカウント停止の原因と対策も目を通しておくと安心です。
よくある質問
Q. 普段の買い物に使っているメールアドレスでセラーアカウントを作れますか?
A. 登録手順の公式ページでは、購入用アカウントなどで使っているメールアドレスは使えないと案内されています。別のページには買い物用アカウントを使えるという案内もあるため、迷ったときは未使用のアドレスを用意し、登録画面の案内に従うのが現実的です。
Q. マイナンバーカードで本人確認はできますか?
A. 公式の案内では、マイナンバーカードは審査に使えないとされています。パスポートや運転免許証など、顔写真付きの身分証明書を用意します。
Q. 小口で作ったあとに大口へ変更できますか?
A. 公式の案内では、出品プランの解約や変更はいつでも可能とされています。まず小口で試し、販売数が増えてから大口に変える方法もあります。
出典(2026年11月時点):Amazon出品サービス「アカウント登録」/料金プラン/Amazon.co.jpで出品を始める。最新は公式でご確認ください。