WMS(倉庫管理システム)とは、倉庫での入荷・保管場所(ロケーション)・ピッキング・検品・出荷をバーコードで管理し、在庫のずれや誤出荷を減らすためのシステムです。EC向けのクラウド型、受注管理(OMS)と一体の型、倉庫会社向けの多機能型があり、端末(スマホかハンディか)・ロットや期限の管理・連携先・料金の公開度で違いが出ます。
WMS(倉庫管理システム)の選び方
WMSは機能の多さより、自社倉庫の作業の流れと、いま使っている受注管理・送り状の仕組みにそのまま組み込めるかで比べると選びやすくなります。
- 1作業の流れを書き出す
入荷から棚入れ・ピッキング・検品・梱包・送り状発行まで、いまの手順と人数、ミスが起きやすい工程を整理します。
- 2管理したい項目を決める
ロケーション、ロット・賞味期限、セット品、同梱物など、必須の管理項目を決めます。食品・化粧品は期限管理の有無が分かれ目になりやすいです。
- 3端末を選ぶ
スマホで検品できるか、ハンディ端末が必要か、端末の台数と費用(購入・レンタル)を確認します。
- 4連携先を確認
使っている受注管理システム・カート・送り状発行システムと、APIかCSVのどちらでつながるかを確認します。
- 5料金と試用で比べる
初期費用・月額・出荷件数ごとの従量料金・端末費をそろえて試算し、無料体験やデモで実際の作業を試します。
WMS(倉庫管理システム)のよくある質問
WMSと在庫管理システム、受注管理システム(OMS)は何が違いますか?
一般に、OMSは注文の取り込みや販路ごとの在庫数の連携を、WMSは倉庫の中で「どの棚に何があるか」と入出荷の作業を管理するものとされています。OMSとWMSが一体になったサービスや、在庫管理アプリに近い軽いサービスもあるため、自社で必要な範囲から確認するのが目安です。
ハンディ端末がなくてもWMSは使えますか?
スマートフォンのアプリでバーコードを読み取って検品できるWMSもあれば、業務用のハンディ端末を標準としているWMSもあります。スマホは導入費を抑えやすい一方、読み取りの速さや耐久性はハンディ端末と差が出る場合があるため、出荷件数と作業人数を踏まえて選ぶのが目安です。
自社出荷と物流代行、どちらでWMSを考えるべきですか?
WMSは主に、自社倉庫で出荷する事業者や倉庫会社が使うシステムです。物流代行に委託する場合は、委託先の倉庫が使っているWMSを利用することが多いため、自社でWMSを契約する必要がない場合もあります。出荷件数や人手の状況から、自社出荷と委託の両方を比べて検討すると進めやすくなります。