EC用語集・指標・計算
LTVとは?
- 意味
- 1人のお客様が取引を始めてから終えるまでに、お店にもたらす売上や利益の合計です。顧客生涯価値とも呼ばれます。
- 計算式
- LTV(円)=客単価 × 平均購入頻度 × 継続期間(利益で見る場合は粗利額または粗利率を使う)
- 例
- 客単価5,000円のお客様が年2回、3年間購入するなら、5,000円×2回×3年で、売上ベースのLTVは3万円です。粗利率40%なら粗利ベースのLTVは1万2,000円です。
LTVとは
LTV(エルティーブイ)は、1人のお客様が取引期間全体を通して、お店にどれだけの価値(売上や利益)をもたらすかを示す指標です。日本語では「顧客生涯価値」と呼ばれます。
ECでは、新規のお客様を広告などで集めるには費用がかかります。初回の購入だけでは広告費を回収できなくても、2回目、3回目と購入が続けば採算が合う場合があります。LTVは、こうした「お客様1人にいくらまで獲得費用をかけられるか」を考える土台になります。
LTVの計算のしかた
楽天市場の出店者向け解説では、基本式として「LTV=客単価×平均購入頻度×継続期間」が示されています。利益で見る場合は、客単価の代わりに平均粗利額を使ったり、粗利率を掛けたりします。さらに獲得や維持にかかった費用を差し引く計算方法もあります。
手早く把握したい場合は、「特定期間の総売上÷ユニーク購入者数」で簡易的なLTVを出す方法もあります。どの式を使ったか、売上ベースか粗利ベースか、何年分で計算したかを明記しておくと、社内での誤解を防げます。
EC運営でのLTVの使いどころ
- 広告費の上限を決める:粗利ベースのLTVを、1人の獲得に使える費用(CPA・CAC)の上限の目安にする
- 定期購入・単品リピート通販:初回は赤字でも、何回目の購入で獲得費用を回収できるかを計算する
- 楽天市場・Yahoo!ショッピング:R-MailやLINE配信、次回購入クーポンなどのリピート施策の効果を、LTVの変化で確認する
- Shopify:顧客レポートのコホート(初回購入月ごとの集団)で、1人あたりの累計購入額の伸びを見る
LTVの注意点・よくある誤解
- 売上ベースのLTVをそのまま広告費の上限にすると、原価や手数料を考えていないため赤字になる場合があります。広告判断には粗利ベースを使いましょう。
- 継続期間を長く見積もりすぎると、LTVが実態より大きくなります。実績のある期間(例:1年、2年)で区切って計算するのが安全です。
- モールでは、お客様の連絡先や購入履歴の扱いに各モールのルールがあります。LTVを上げる施策も規約の範囲で行う必要があります。
- 楽天の解説では、LTVがCPAの3倍以上なら健全な状態の目安とされていますが、業種や回収期間で適正値は変わるとも説明されています。
LTVと似た指標との違い
客単価は1回の注文の金額、LTVはその積み重ねです。CAC(顧客獲得コスト)はお客様1人を獲得するのにかかった費用で、LTVとCACを比べることで、集客にかけている費用が見合っているかを判断できます。F2転換率やリピート率は、LTVを伸ばすための途中経過を見る指標です。
LTVのよくある質問
LTVはどのくらいの期間で計算すればよいですか?
決まった期間はありません。商品の購入サイクルに合わせて1年や2年などで区切り、同じ期間で比較し続けることが大切です。リピートまでの期間が長い商品ほど、長めの期間で見る必要があります。
LTVとCPAの関係はどう考えればよいですか?
粗利ベースのLTVが、1人あたりの獲得費用(CPA)を上回っていれば、時間をかけて回収できる計算になります。楽天の出店者向け解説では、LTVがCPAの3倍以上を健全な目安とする考え方が紹介されていますが、業種や回収期間によって変わるとされています。
LTVについて詳しく読む
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出典
2026年10月21日に確認した内容です。制度や機能は変わることがあるため、最新は公式の情報をご確認ください。